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玄関や窓のこだわり

 家相では、玄関や窓などの、住まいの内と外をつなぐ場所にもこだわります。玄関や窓からは、人が通ったり、風が吹き抜けたりするだけでなく、「気」が入ってくると考えられていたからです。この「気」は目に見えませんし、なんだか怪しいですね。
 たとえば沖縄の伝統的な住まいには、敷地の入り口に「ヒンプン」という壁が立っていますが、これは、台風の強風や突風などを防ぐ役目と同時に、悪い「気」が入らないようにした魔よけの役割も果たしています。(「南の気候と住まい」参照。)江戸時代の住まいづくりでも、門と玄関を一直線上につくらず、右か左に寄せて、家の中が直接外から見えないようにするのが良いと言われました。また、窓は東や南にたくさん設けて日当たりを良くし、北側にも窓を少しつくって風が通り抜けるようにして、家の中に湿気がたまらないようにと教えています。大きなお屋敷では、天井に窓を開けて住まいの奧の方が暗くならないようにしなさい、とも言われていました。天窓(トップライト)は、最近の住まいによくみられますが、江戸時代にもあったのですね。
 家相では住み心地を左右する日当たりや通風について、玄関や窓の位置、大きさ、数に注意することが大事だと教えているのです。また、このような機能的なことに加え、「鬼」や「気」など家の周りにある、何か目に見えない怪しげなものに対しても気を配っているのです。

                           (親子の住まい方教室より抜粋)